セヤナー虐めwiki - コトノハスライムモドキの生態
コトノハスライムモドキというセヤナーとダヨネーの姿をした生物が最近発見されました。
コトノハスライムモドキはセヤナーとダヨネーに擬態してセヤナー達の群れの中で生活しながらセヤナーとダヨネーを捕食していくという変わった性質があります。
コトノハスライムモドキはセヤナー達と同じく分裂によって増えることができます。
しかしコトノハスライムモドキはセヤナー達と違い基本的に子育てを自分ですることはありません。
では親子のコトノハスライムモドキ(以下モドキと記述)を見てみましょう。



モドキの親子がセヤナーのいそうな木々のある林の中を進んでいます、その特徴として子モドキの頭には髪飾りがありません。
モドキは時折臭いを嗅いでセヤナーの特徴的な臭いを探します。
どうやらセヤナーの臭いを見つけたようです、彼らはセヤナーの巣を見つけると隠れて巣を観察し始めました。
セヤナーの巣にいるのは4匹の子セヤナーに親セヤナーが1匹、子だくさんで親子のモドキにとってとても都合のいい獲物が見つかりました。
親セヤナーが木の実を探しに行くと子セヤナー達は親セヤナーの言いつけを聞かず巣の外を散策し始めます。
「エビフライー、エビフライー」
子セヤナーの1匹の近くの草むらの中、モドキがそう鳴き始めました。
「エビフライー?」
子セヤナーがその声に釣られて近づいてくると親モドキが口を大きく開き更に上下に体が裂けガプリと子セヤナーを食べてしまいます。
モドキの口はセヤナーと同じように見えますがこうしてセヤナーを捕食するとき本当の口を見せるのです。
そうしてもごもごと体を動かしペッと子セヤナーの髪飾りを吐き出すと子モドキの頭にくっつけます、そう、彼らは食べたセヤナーやダヨネーの髪飾りを自分につけて群れに入り込むのです。
子モドキはそうしてセヤナーの子供に成り代わると巣へ入っていき、親モドキは立ち去ります。
「オチビー タダイマー ヤデー」
「ゴハンー ゴハンー」
子モドキは何食わぬ顔で帰ってきた親セヤナーから木の実をもらい食べました。



それから子モドキはせっせと親セヤナーが集めてきたご飯を食べすくすくと育ちます。
ですが親セヤナーがご飯を取ってこられない日もやはりあるのです、そんなときの次の日は。
「オチビー タリナイー タイヘンー タイヘンー」
子セヤナーが1匹足りません。
「カミカザリー カミカザリー」
そんな親セヤナーに一回り大きくなった子モドキは巣の近くでちぎれた古い髪飾りを示します。
「ヤアアアアアアアアアア!?オチビー!オチビー!」
1匹目の子セヤナーは周囲の散策中に食べられました。
2匹目の子セヤナーはお昼寝中に食べられました。
3匹目はもう倍近く大きくなった子モドキががぱりと口を開けるところを唖然として見つめながら食べられました。



「オチビー ヒトリー ヤデー」
親セヤナーはしょんぼりと言います。
「ゴハンー ゴハンー」
子モドキの巣立ちのときです。
「オチビー オルスバンー ヤデー」
「ゴハンー ゴハンー」
ご飯を探しに行こうとする親セヤナーに子モドキは近づきます。
「オチビー マッテルンヤデー」
「ゴハンー ゴハンー」
子モドキはさらに近づきます。
「オチビー ドウシタンヤー?」
「ゴハンー」
子モドキはがぱりともう親セヤナーも一口で食べられるほど大きく口を開けます。
「ヤ!?」
そして親セヤナーに食らいつきもごもごと蠢きながら親セヤナーの体を包んでいきます。
「ヤー!ヤー!ナンヤー!?コワイー!タスケテー!」
親セヤナーはもがきますがどろりとしたモドキの体は体に貼りつくようでどんどん飲み込まれていきます。
「ヤアアアアアアアアアアア!」
そして完全に子モドキに包み込まれてしまいました。
親セヤナーは子モドキのお腹の中でもがきました、でも体を包まれていて子モドキの体液も口に入りすぐに呻き声も小さくなり動きも鈍くなっていきます。
しばらくして動きが収まるとモドキは体をもごもごと動かし髪飾りをペッと吐き出すとじっとして親セヤナーを1日かけじっくり消化していきました。



コトノハスライムモドキはこのようにセヤナーの元で育ち、また他の群れに入り込んではセヤナー達の食糧を掠め取りセヤナー達をも食べて生きていきます。
彼らはそれほど頭は良くないようで、会話は成立せず状況に応じてセヤナー達の興味を引く声を真似をしているように見受けられます。
ダヨネーに見破られ駆逐されるもの、大きなセヤナーの群れの中で自分の子供を他の子セヤナーと入れ替えていき共に群れを食い物にするもの、ダヨネーの姿をしたもの、町中で野良セヤナーに混じっているものなども確認されておりその生態はセヤナー達同様謎が多いです。

「セヤナー ウマイー」